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老境の弁護士、詩人、すれ違いを感じる男女−−それでもなお「今ここに在ること」のすばらしさを照らす光に満ちた八篇を、著者への深い敬愛を込めて編者が選ぶ。生誕一〇〇年記念。全二巻。「人間の生きる姿」と「地上に存在するよろこび」を訴えていた辻邦生の仕事は、どこか孤立しているようにさえ感じられた。逆に言えば、彼の強さはまさにそのような孤立をものともせず、いついかなるときも、コリン・ウィルソンの言う「〈すべては素晴らしい〉という唐突な感情」のわきでる泉に向かって、探索者のように進んでいく膂力を有していたところにあるだろう。堀江敏幸「噴水の水滴になること−−『竪琴を忘れた場所』解説にかえて」より
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出版社からのコメント
老境の弁護士、詩人、すれ違いを感じる男女−−それでもなお「今ここに在ること」のすばらしさを照らす光に満ちた八篇を、著者への深い敬愛を込めて編者が選ぶ。生誕一〇〇年記念。全二巻。「人間の生きる姿」と「地上に存在するよろこび」を訴えていた辻邦生の仕事は、どこか孤立しているようにさえ感じられた。逆に言えば、彼の強さはまさにそのような孤立をものともせず、いついかなるときも、コリン・ウィルソンの言う「〈すべては素晴らしい〉という唐突な感情」のわきでる泉に向かって、探索者のように進んでいく膂力を有していたところにあるだろう。堀江敏幸「噴水の水滴になること−−『竪琴を忘れた場所』解説にかえて」より